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糖質制限と甲状腺機能

糖質制限と甲状腺機能

2020年4月1日 宮澤 賢史

私たちの体のエネルギー源は糖質優位となっています。

食事していない時、睡眠中は緊急用として「ケトン体回路」や「糖新生」という糖質以外の物質でエネルギーをつくるシステムが備わっているのです。

糖質制限によって糖が断たれると、体は防御反応として省エネになります。それが甲状腺機能低下です。甲状腺は代謝を上げるホルモンを出しています。多く出過ぎても少なくなっても問題となります。

糖質制限により血液検査のFT3という甲状腺ホルモンの数値が下がってしまう人がいます。FT3の理想は3くらいですが、2.5とか微妙に低値になる感じの人がいますが、微妙に低値なので甲状腺の専門医に行っても異常なしとなります。ですが、浮腫み、冷えや低体温、倦怠感などの症状を訴える人がいます。

これは低血糖の症状と似ています。低血糖症の治療のために糖質制限をやっていたはずが、さらに甲状腺機能にまで悪影響を及ぼし、ますます体調が悪化してしまうパターンとなります。

摂取カロリー、脂質の摂取量が少ないから低T3になるという意見もあるようですが、もともと消化力が落ちていて、胃酸や消化酵素不足、胆汁酸不足があるとたんぱく質も脂質も吸収ができません。

つまり「食べたカロリー=エネルギー」とはならないという事です。

ケトン食により甲状腺機能が低下した

参考文献:J Pediatr Endocrinol Metab. 2017 Apr 1;30(4):411-416. 
てんかんのためケトン食を1年間行っている120名中20名で甲状腺機能低下症が診断された。

ケトン食(ケトジェニック食)とは、低炭水化物、高脂肪食にすることで、脂質代謝を優位にして「ケトン体」という糖質にかわるエネルギー源を作り出す食事療法のことで、「てんかん患者」の保険適用の食事療法となります。

ケトン食(ケトジェニック食)では糖質量を1日70g以下に抑えることが多いです。スーパーケトジェニック食の場合はなんと20g以下まで糖質を抑えることもあります。コンビニのおにぎり1個分の糖質が約40gですから米やパンの主食は口にすることが出来ません。

このようにケトン食(ケトジェニック食)では、厳格な糖質制限となるため、消化力の弱い人、胆汁酸が作れない人の場合は、たんぱく質と脂質の吸収できずに、カロリー不足になってしまい、甲状腺機能が低下してしまうわけです。

ハードな糖質制限となるケトン食(ケトジェニック食)は、あくまでも治療食と考えていただき、健常者が健康増進で行うにはリスクがあります。

またケトン食(ケトジェニック食)を治療で行う場合にも、消化酵素や胆汁酸サプリを足したり、食物繊維を意識して摂るなどの対策も必要かもしれません。

低炭水化物によりrT3の上昇がみられた

参考文献:Going Low-Carb too Fast May Trigger Thyroid Troubles and Hormone Imbalance

低炭水化物により「rT3」が上昇した。

炭水化物量を戻し、再試験を受けた人は、rT3のレベルが低下した。
LDLが高い場合は、炭水化物を食事に戻すことでその問題も解決した。

そしてこちらの文献にある「rT3」とは、「リバース T3」と読み、「不活性型」のT3となります。

この「rT3」が増えると、反対に活性型の「T3」が減ります。

しかし日本の検査では「rT3」と「T3」を合わせて「FT3」としているため、実際のところ、不活性型の「rT3」が上昇していても気が付くことが出来ません。

上記の文献では、低炭水化物により、不活性型の「rT3」が上昇したと報告されています。つまり甲状腺機能の低下を示しています。

こちらでは、糖質の選択方法についてお話ししていきます。

※本記事の内容は、医学的治療に置き換わるものではありません。個人的にお試しになり健康被害が生じても、当院では一切責任を負えませんのでご了承ください。病態の改善に必要な食事はひとりひとり異なります。宮澤医院では、詳細な診察、検査を行った結果から個別に最適なお食事をご提案しています。

カテゴリー 低血糖, 食事療法

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